どうも、先月から残業三昧のポンコツです。週の半分以上が会議や打ち合わせに消えていく緊急事態です。
同期が辞める
悲しい話ですが、入社からともに頑張ってきた同期が退職することになりました。
そのことに対して何も言うことはありませんが、この出来事から上司のあり方を考える必要があると思いました。
原因
会社を辞めるという大きな決断ですので、色々な出来事が原因ですが、特に上司の方に知っておいていただきたいことをまとめます。
自分の分身を作ろうとする
これは言い換えると「考えの押し付け」とも言えますが、部下を育成する際、どうしても自分が基準になりがちです。
特に当時うまくいったという過去の成功体験で考える人が多いです。
例えば、営業は足を運んでなんぼだ、休みでも電話に出ろ、といった前時代的成功体験を現代の部下にそのまま当てはめようとしてしまいます。
現代でも定期的に訪問してくることをポジティブに捉える会社もありますし、休みでも対応してくれる人を評価することは当然あります。
だからやれ、ではなく、オンラインを活用し要所要所で訪問するとか、休日の対応をローテーションで回すとか負担にならないやり方はいくらでもあります。
自社も取引先も世代交代をするということをしっかりと認識し、自分の分身を作るのではなく、次世代の考え方を上司が吸収しながら仕事を導くようにしましょう。

取引先が世代交代するということは、自社の若手の考え方が主流になるということを忘れずに。
褒めない
これも多くの上司の方に当てはまります。
自分自身が褒められてこなかった、なんとなく恥ずかしいなど理由はありますが、少しずつ経験値を重ねている若手にとって、その行動を評価してもらえるということは、自分を認めてもらえたという自信につながります。
褒めることは甘やかすことにはなりません。たとえ簡単な仕事であっても、”出来たこと”をしっかりと認め、「よくやったな」の一言でもいいので褒めてあげましょう。

夫婦も一緒で、恥ずかしくても「ありがとう」の一言を言うことが円満な生活につながるのです。(独身だけど)
部下の”仕事慣れ”に慣れない
みなさんの部下も入社して数年が経ち、仕事にも慣れ、卒なく業務をこなしていると思いますが、そんな部下を見て、「こいつはもう大丈夫だ」と思うのは危険です。
いくら仕事に慣れたとはいえ「仕事は基本的に嫌なもの」というのは変わりません。
それ考えずに仕事を増やし、褒めることもしなくなり、自分の分身を作ろうとなんてすれば、どこかで心が折れます。
常に新入社員だと思って接する必要はありませんが、自身に部下への慣れによる適当さを感じることがあれば一度気持ちをリセットするようにしましょう。

仕事をやらせるのではなく、成長した部下を頼って任せるんだ、というマインドを上司側が醸成してください。
辞めないことがいいわけではない
どうせなら長く働いてもらいたいという気持ちもありますが、自分の人生ですから辞めるという選択肢は普通にあることです。
上司のみなさんは、何とか辞められないようにあれこれ考えられていると思います。
しかし、みなさんがやるべきことは仮に辞めるとなっても後悔なく送り出せるような関係性を築くことです。
それは甘やかせばいいということでもなければ、厳しく教育することでもなく、部下とみなさんが同じ未来像を共有し、何事にもしっかりとした理由と目的を持って接することが重要になるのです。

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