
最近、人事部っぽい記事書いていないので書きます。売り手市場でいい気になっていた学生に天罰が下っていい気味とか思ってませんよ。
就職氷河期にはならない
めんどくさいので結論から書きますが、22年卒が就職氷河期になることはないでしょう。

え?テレビとかで採用見合わせとかやってるけど?

当然、学生優位の売り手市場は弱まります。採用数を絞る企業も出てくるでしょうし、観光や航空などでは採用見合わせが起きるかもしれません。
ではなぜ、就職氷河期にならないと言えるのか?それは過去の失敗があるからです。

就職氷河期のせいで管理職不足
就職氷河期の1993年頃~2005年頃に社会人になった現在40歳前後の社員は、企業の中心的戦力かつ次期管理職候補になっています。
しかし、当然この世代は絶対数が少ないので、次期管理職の数も足りず、企業内部での仕事の引き継ぎや次世代への人員構成に支障をきたしているのです。

人を採用しなかったツケを払わされているわけだね。

そうだね。言ってしまえば今後の会社を支え、成長させる人間が少ないわけだから、企業にとっては死活問題だよ。
企業にも押し寄せる少子高齢化の波
日本は世界でもトップの少子高齢化国家ですが、当然企業にも同じ状態が発生します。
さらに困ったことに、就職氷河期世代の採用数の落ち込みに反し、その少し前のバブル期には大量の社員が入社しています。
したがって、数年後には大量定年を迎えるのにも関わらず、実働部隊としての就職氷河期世代は少なく、未来の会社を担う若者も少ないという三重苦が待ち受けているのです。

このままだとドンドン社員が減っちゃうんだね。

こういった過去の失敗があるからこそ、不景気だから”採用しない”というわけにはいかないんだ。

じゃあ、22年卒の就活はどうしたらいいの?
22年卒は『等身大の就活』が大事
22年卒の就活は『等身大の就活』を意識しましょう。
21卒までは売り手市場だったので、本来手の届かない企業にも手が届いてしまう状態が発生していました。いわば”高望み就活”が成功してしまう状態でした。
しかし、2020年5月には有効求人倍率が1.20まで低下するなど、売り手市場の終焉=企業側有利の採用活動が予想されるため、いかに自分の身の丈に合った企業を見つけられるかが重要になってきます。
いくら就職氷河期にならないといっても、大手企業や自分の軸をすべて満たす企業など高望みをしていては内定は出ないでしょう。自分のレベルに合う等身大の会社を攻めるようにしましょう。

就活の失敗で多いのが、自分の力を見誤り、無謀な就活を続けてしまうことです。就活に夢を見るのはやめ、自分の本来の力で戦える企業を見つけましょう。

22卒の動向をまとめた記事をポンコツ管理人に鞭打ってでも書かせますね。
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